Profile

1943年、大阪市に生まれ、大阪府立大学機械工学科の学士号と修士号を取得した後、アメリカに留学。アイオワ大学で水理学の博士号を取得。
博士号取得後、水理学の分野で世界的権威であるアイオワ大学・アイオワ水理研究所で働き、その後、1974年から2005年までの31年間、世界的シンク タンク・バテル記念研究所が運営している、アメリカエネルギー省傘下のパシフィック・ノースウエスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratories:PNNL:所員3500人)で、首席科学者として働く。
2006年に、大西康夫コンサルティングLLC(Yasuo Onishi Consulting, LLC)を設立、代表に就任。
また、1996年から、ワシントン州立大学で、環境科学、環境工学、化学工学の大学院で教鞭を執っている。

専門分野は、水理学、流体工学、環境影響評価であり、アメリカの土木学会・委員会会長を務める傍ら、National Academies of Sciences (NAS)の委員としても活躍し、また、アメリカの国家放射線保護委員会の委員も務めている。さらに、国際原子力機関(IAEA)の環境分野のアドバイ ザーを長年努めるとともに、チェルノービル原子力発電所事故の環境影響評価を行うためにアメリカ政府とソ連政府の協定で設立された国際委員 会、”U.S./U.S.S.R. Joint Coordinating Committee on Civilian Nuclear Reactor Safety” においては、アメリカ政府側のコーデイネーターを務め、アメリカ、ロシア、ウクライナ、西ヨーロッパの研究者たちと、チェルノービル事故による環境影響評 価を20年間行っている。
さらに、エネルギー省傘下のハンフォード地域内の放射性廃棄物プロジェクトの首席科学者を務め、また、エネルギー省の国際組織、 “Slurry Transfer Expert Panel”のパネルメンバーも務めている。

大西博士が開発した環境影響評価シミユレーションモデルは、20以上にも登るが、これらのモデルは、20年以上にわたり、世界の最先端のモデルとして認め られ、現在も多くの国で使われており、そのモデルの一つは、国際原子力機関の公式認定モデルにもなっている。さらに、これらのモデルの一つは、地球温暖化 対策の分野でも、発電所から放出される二酸化炭酸の除去、液化、海底投棄という手法の環境評価にも使われている。

大西博士は、これまで200以上の学術論文と16冊の専門書を出版し、2007年には、チェルノービルの環境影響評価に関する専門書の編集も担当してい る。また、大西博士はアメリカの高校の教科書, “Earth Science”にも紹介されており、アメリカの公共テレビ科学番組、”NOVA”にも出演している。アメリカのWho’s Whoにも掲載されている大西博士は、現在も、アメリカにおける環境影響評価のパイオニアとして世界中で活躍している。

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